農業経営
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今、農業政策においては、効率化や価格競争あるいは後継者対策のために、集落営農が推進され、全国で多くの農業生産法人が設立されて農地の集積が進んでいます。
しかし、そうした面からの議論だけで済むのでしょうか。
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私たちのような山間地の農民は、ひたすら先祖からの土地を守り、生きる証としての農作業を、懸命に意地と執念で続けているのです。効率や米価などは二の次なのです。 |
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私たちの会社は、農地の集積を求めない、ということに大きな特徴があります。農家の皆さんの一番の不安は、「自分がリタイアしたら俺の田んぼはどうなるんだ」という一点に尽きます。その時初めて集積を勧めても遅くはありません。会社の小作権契約している水田は、現在3.6ha程度です。極めて小規模で、経営的には困難な状況ですが、農家の皆さんの声が励みになっています。「会社ができたおかげで、安心して百姓をはれるようになった」と。 |
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